序説……山本博徳
Ⅰ.全般
[一般論]
●心の内視鏡が大切……小原勝敏
●患者の“いらいら”への積極的対応とは?……田中三千雄
●偶発症発生時の心得3カ条……赤松泰次
●始める前に,忘れずに!……松田浩二
●言葉が生む鎮静力……堀尾高任ほか
●脈拍変動は鎮静効果判定の良い指標……貝瀬 満
●ペンギンに空を飛べと言ってはいけない―パワーハラスメントと言われない指導法とは?……草野 央ほか
●忘れない,感染経路としての消化器内視鏡……佐藤 公
●内視鏡レポートはメモにあらず,一枚一枚が名刺の代わり……小澤俊一郎ほか
●スコープを握る手で被検者の身体と会話する……貝瀬 満
●内視鏡の達人は空気量を支配する……貝瀬 満
●送気でだめなら浸水で!【動画付き】……田島知明ほか
●水でだめならGelで!【動画付き】……田島知明ほか
●アップアングルいっぱいならば左右アングルを追加せよ……今枝博之ほか
●右手の感覚を大切に,スコープはgentleに操作せよ……今枝博之ほか
●RDIを使いこなそう【動画付き】……宮口和也ほか
●弘法こそ筆を選ぶ……増永哲平ほか
●論文完成,さあ投稿!―その前に共著者の再チェックを……藤田直孝
●Priorityを大切に……土屋貴愛ほか
●形態は機能に従う……栗林志行ほか
●消化管運動は厄介者?……栗林志行ほか
[診断]
●「木を見て森を見ず」はNG……池原久朝ほか
●レンズ周りのケアで視界を守れ!【動画付き】……平澤俊明ほか
●見たことがないものは診断できない……平澤俊明ほか
●診断できないならさっさと生検しろ!……後藤田卓志
●生検診断を鵜呑みにするな!……赤松泰次
●病理医とはface to faceで接する……今枝博之ほか
●AIも間違える!……三澤将史ほか
●AIも画面にうつらなければ役立たず……宮口和也ほか
●症状あれば一見正常でも生検せよ……都築義和ほか
●眼と脳内の視覚情報処理機構(VIPM)をご存知?……田中三千雄
●腫瘍性病変は横からも観察せよ‼……杉本 啓ほか
●拡張血管をみたらSM浸潤を疑え……山﨑嵩之ほか
[治療]
●デバイスの出し入れは常に慎重であれ【動画付き】……竹内弘久ほか
●処置具の出し入れには左指も活用しよう……樫田博史
●ESD:助手は術者の動きの先を読め!……竹内弘久ほか
●夜間の緊急内視鏡は7割で十分……松田浩二
●ちょいかけクリップは無いに等しい……樫田博史
●クリップは粘膜に平行にかけよう……樫田博史
●ESD術中穿孔はあわててクリップ縫縮すべからず……小田切啓之ほか
●最善を祈って最悪に備える……後藤田卓志
Ⅱ.咽喉頭・食道
●いざスコープ挿入,舌だらけで口蓋弓が見えない?!―Lingual horizonをたどれ!【動画付き】……藤田直孝
●左がダメなら右鼻腔……河合 隆
●経鼻内視鏡による鼻出血―頻度が高いのは誰?……河合 隆ほか
●見逃すな口蓋メラノシーシス,咽頭・食道癌のバイオマーカー【動画付き】……有馬美和子ほか
●咽頭・食道挿入は“Sniffing position”【動画付き】……有馬美和子ほか
●右側を素通り注意,頸部食道【動画付き】……有馬美和子ほか
●頸部食道はゆっくり抜きながら観察する……今枝博之ほか
●縦横溝はEoE……今枝博之ほか
●表在型食道癌,一つ見つけて喜ぶな……有馬美和子ほか
●EP癌といえども食道腺を取り残すべからず,食道ESD【動画付き】……有馬美和子ほか
●食道・胃静脈瘤治療にはEUSが不可欠……小原勝敏
●EISとEVLの適応を考慮せよ!……小原勝敏
Ⅲ.胃・十二指腸
●過送気による嘔吐反射に気をつけろ!【動画付き】……竹内弘久ほか
●迷いのcardia……赤松泰次
●自然出血は小胃癌の存在を疑うべし……赤松泰次
●NBI非拡大による早期胃癌発見のヒント―唐茶色と利休色を理解せよ……貝瀬 満
●Brownish areaは胃癌を疑え……宮口和也ほか
●胃炎と間違えるなGAVE……宮口和也ほか
●増加・増大する胃ポリープは酸分泌抑制薬を中止または減量せよ……今枝博之ほか
●逆萎縮をみたらAIG……岸野真衣子ほか
●洗っても剝がれない粘液……自己免疫性胃炎か?ボノプラザンか?……岸野真衣子ほか
●泥沼除菌は自己免疫性胃炎(A型胃炎)の可能性を考慮すべし……赤松泰次ほか
●止血後の胃潰瘍病変は生検を考慮せよ……宮口和也ほか
●十二指腸副乳頭をポリープと間違えるな……今枝博之ほか
●Brunner腺過形成,多彩な顔に注意せよ……長谷部 修
●十二指腸・小腸は絨毛にも注意せよ……今枝博之ほか
●十二指腸,安易に生検するなかれ……長谷部 修
●十二指腸EMR/ESDは縫縮が命……石井 侃ほか
Ⅳ.空腸・回腸
●過送気は百害あって一利なし……小黒邦彦ほか
●水なら進むよ,どこまでも……小黒邦彦ほか
●困難な形状を無理して越えるのではなく,形状を整えて容易な形にしてから進むのがよい……小野友輔ほか
●先端フードの利用は小腸での内視鏡治療を容易にする……大和田 潤ほか
●挿入・短縮時にジグリングテクニックを活用しよう……林 宏樹ほか
●屈曲部を越えるコツとスコープ先端バルーンを活用した挿入法……林 宏樹ほか
●バルーンの活用がバルーン内視鏡を最大限活かすコツである……小林卓真ほか
●処置具が出にくいときは少量のオリーブオイルを……宮原晶子ほか
Ⅴ.大腸・肛門
●早期癌は盲腸挿入前に観察するべし……平井悠一郎ほか
●Pushするべからず【動画付き】……魚住健志ほか
●大腸内視鏡挿入時の強い痛みは危険信号……都築義和ほか
●大腸内視鏡挿入困難 使えるものはなんでも使う……小林清典
●なぜ右側臥位にしないの?……樫田博史
●太っちょさんは腹臥位で……樫田博史
●内視鏡治療前の生検は控えよう……樫田博史
●木を見て,森を見る……三澤将史ほか
●淡い発赤を見逃すな……三澤将史ほか
●大腸内視鏡では肛門病変もチェックする……都築義和ほか
●縦走潰瘍の介在粘膜:赤は潰瘍性大腸炎,白はCrohn病……都築義和ほか
●赤黒い粘膜は腸管壊死のサイン……都築義和ほか
●黄色調の粘液付着はSSLを疑え……今枝博之ほか
●直腸前壁優位の病変は直腸粘膜脱症候群を疑え……宮口和也
●盲腸だけの汚い白苔の潰瘍はアメーバを疑え……今枝博之ほか
●EMRは局注が命……小田 実ほか
●EMRの局注は,多すぎてもダメ……樫田博史
●Cold snare polypectomyでも,検体は展開しよう……樫田博史
●良性なら,病変を刺しても構わない……樫田博史
●局注は,時には口側から……樫田博史
●直腸NETにESDは必要ない……樫田博史
Ⅵ.胆膵
●胆膵内視鏡診療でも画像記録は大切……安田健治朗
●ERCPはカニューレやガイドワイヤーではなく,内視鏡を使ってカニュレーションすべし【動画付き】……中路 聡ほか
●ERCP:十二指腸でのスコープのストレッチ操作は右手を添えて……安田一朗
●Do something different!……松田浩二
●十二指腸乳頭処置は優しく・丁寧に……安田健治朗
●端っこでチマチマするな。真ん中でカッコよくキメてくれ【動画付き】……良沢昭銘
●乳頭は発見できれば99.9%で挿管可能……南 裕人ほか
●胆管が透けて見えたら一人前……小嶋啓之ほか
●胆膵内視鏡処置は引き出しの多さが成否を決める……安田健治朗
●ERCP後膵炎は理不尽に発症する!……藤田直孝
●たわませ切り,実は真横に切っている……平川徳之ほか
●EUS観察:膵体部腹側表面は意外とピットフォール……安田一朗
●EUS観察:振動子をSDAに当てたら門脈が出せる……安田一朗
●EUS-FNAのすべらない話をしようか……良沢昭銘
●EUS-FNA:ROSEなんて要らない……安田一朗
●EUS-FNA/FNB:ストロークは3回で十分……安田一朗
●コンベックス型EUSは,シャフトを真っすぐにしてショルダーターン【動画付き】……良沢昭銘
●失敗したくないなら,画面から目を離すな【動画付き】……良沢昭銘
Ⅶ.病理
●病理はコントロールの学問……加藤 洋
●病理診断に適・不適な検体を知ろう……下田将之
●病理診断依頼書・報告書は臨床医と病理医との重要な交流の場……下田将之
●肉眼所見は病理診断の基本―伸展固定の重要性を認識しよう……下田将之
●パラフィン包埋標本は形態観察のみならずさまざまな分子病理学的解析手法を受け入れる……下田将之
●EUS-FNA検体提出の心得:見る,思いやる……石田和之