造影剤腎症の診断
発刊にあたって
ガイドライン作成委員会委員
略語一覧
1 腎障害患者におけるヨード造影剤使用に関するガイドラインの概要
1.ガイドライン改訂の目的
2.本ガイドラインの使用上の注意
3.使用した論文の選択とエビデンスレベルと推奨グレード
Minds(2007)の推奨とエビデンスレベル
Minds(2017)の推奨とエビデンスレベル
4.外部評価
5.今後の予定
6.利益相反
7.改訂版の主な変更点
2012年版と2018年版の相違点,ESUR造影剤GLに関する追記
2 造影剤腎症の診断
CQ②-1 造影剤腎症(contrast induced nephropathy:CIN)はどのように診断するか?
AKIの定義と重症度分類
Column 血清Crの変動
Column 血清シスタチンCによるGFR推算式
3 リスク・患者評価
CQ③-1 CKD患者ではCIN発症のリスクが増加するか?
CQ③-2 加齢はCIN発症のリスクを増加させるか?
CQ③-3 糖尿病はCIN発症のリスクを増加させるか?
CQ③-4 RAS阻害薬使用はCIN発症のリスクを増加させるか?
CQ③-5 利尿薬使用を継続することはCIN発症のリスクを増加させるか?
CQ③-6 予防的な利尿薬の使用はCIN発症のリスクを増加させるか?
Column Renal Guard療法
CQ③-7 NSAIDs継続内服はCIN発症のリスクを増加させるか?
CQ③-8 ビグアナイドの使用は乳酸アシドーシスのリスクを増加させるか?
CQ③-9 CINの発症はCKD患者の生命予後を悪化させるか?
CQ③-10 腹膜透析患者への造影剤投与は残存腎機能低下のリスクを増加させるか?
CQ③-11 CINの発症に関するリスクスコアは有用か?
CQ③-12 片腎はCIN発症のリスクを増加させるか?
4 造影剤の種類
CQ④-1 等浸透圧造影剤と低浸透圧造影剤との間でCINの発症リスクに違いがあるか?
CQ④-2 異なる種類の低浸透圧造影剤間でCIN発症のリスクに違いがあるか?
CQ④-3 造影剤の侵襲的(経動脈)投与は,非侵襲的(経静脈)投与と比較してCIN発症のリスクを増加させるか?
Column 高浸透圧造影剤のガイドラインからの削除について
5 経動脈的造影剤投与による検査・治療
CQ⑤-1 CKD患者ではCAGによるCIN発症のリスクが増加するか?
CQ⑤-2 CAGにおいて造影剤の減量はCIN発症のリスクを減少させるか?
CQ⑤-3 CAGの短期間反復検査はCIN発症のリスクを増加させるか?
CQ⑤-4 CKD患者ではPCIによるCINの発症のリスクが増加するか?
CQ⑤-5 CINとコレステロール塞栓症による腎機能低下はどのように鑑別できるか?
CQ⑤-6 CINの発症は心血管イベントを増加させるか?
CQ⑤-7 CKD患者では,経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR)によりCIN・AKI発症のリスクが増加するか?
6 経静脈的造影剤投与による検査
CQ⑥-1 CKD患者では造影CTによるCIN発症のリスクが増加するか?
CQ⑥-2 集中治療患者や重症の救急外来患者では造影CTによりCIN発症のリスクが増加するか?
CQ⑥-3 造影CTにおいて造影剤の減量はCIN発症のリスクを減少させるか?
CQ⑥-4 造影CTにおいて造影剤を減量する場合に推奨される撮影法はあるか?
CQ⑥-5 造影CTの短期間の反復検査はCIN発症のリスクを増加させるか?
7 造影剤腎症の予防法:輸液
CQ⑦-1 CIN発症予防に生理食塩液投与は推奨されるか?
CQ⑦-2 CIN発症予防に飲水は推奨されるか?
CQ⑦-3 CIN発症予防に重炭酸ナトリウム(重曹)液投与は推奨されるか?
CQ⑦-4 CIN発症予防に造影剤使用前の短時間重曹輸液は推奨されるか?
Column ―フロセミドによる利尿促進はCIN発症を予防しうるか―
8 造影剤腎症の予防法:薬物療法
CQ⑧-1 CIN発症予防にN-アセチルシステイン(NAC)投与は推奨されるか?
CQ⑧-2 CIN発症予防にhANP投与は推奨されるか?
CQ⑧-3 CIN発症予防にアスコルビン酸投与は推奨されるか?
CQ⑧-4 CIN発症予防にスタチン投与は推奨されるか?
9 造影剤腎症の予防法:血液浄化療法
CQ⑨-1 CIN発症予防に造影剤投与後の血液浄化療法は推奨されるか?
10 造影剤腎症発症後の治療法
CQ⑩-1 CIN発症後の治療を目的としたループ利尿薬の投与は推奨されるか?
CQ⑩-2 CIN発症後の治療を目的とした輸液療法は推奨されるか?
CQ⑩-3 CIN発症後の治療を目的とした低用量ドーパミン投与は推奨されるか?
CQ⑩-4 CIN発症後の治療を目的としたhANP投与は推奨されるか?
CQ⑩-5 CIN発症後の治療を目的とした急性血液浄化療法は推奨されるか?
索引