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2015 CoSTRに基づいた新生児低体温療法実践マニュアル

2015 CoSTRに基づいた新生児低体温療法実践マニュアル

監修:田村正徳 埼玉医科大学総合医療センター
編集:岩田欧介 久留米大学

判型 B5
頁数 231
発行 2016年12月

ISBN 978-4-88563-272-3

定価:3,740円(税込)在庫無
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目次

初版の前書き「なぜ今,低体温療法なのか」 田村 正徳 002
新生児低体温療法2010 CoSTRから2015CoSTRへ:何が変わったのか? 田村 正徳 004

1.プロローグ
この本のねらい 岩田 欧介 010
この本で使われている略語と専門用語 岩田 欧介 011
日本版ガイドライン骨子 武内 俊樹 013

2.適応基準と除外基準
01.新生児HIEの診断 武内 俊樹 018
02.適応基準とは? 武内 俊樹 020
03.2015 CoSTRに基づく適応基準 武内 俊樹 022

3.実 践
01.NCPRから適応評価への流れ 細野 茂春 028
02.搬送:連携と情報収集 向井 丈雄 033
03.搬送:搬送方法 徳久 琢也 037
04.搬送:受け入れ準備 五百蔵 智明 040
05.導入:全身冷却と選択的頭部冷却の特徴 岩田 幸子 043
06.導入:全身冷却の手順 岩田 欧介 048
07.導入:選択的頭部冷却の手順 武内 俊樹 054
08.管理:併用薬物療法 岩田 欧介 060
09.管理:呼吸循環 岩田 欧介 065
10.管理:輸液・電解質 鍋谷 まこと 072
11.管理:感染徴候への対応,栄養 鍋谷 まこと 074
12.ケア―新生児低体温療法における看護の実際 土山 ちひろ,中村 雅子 076
13.復温 鍋谷 まこと 080
14.HIE児のフォローアップ 鍋谷 まこと 083
15.モニタリング:導入時・療法中 岩田 幸子 085
16.モニタリング:冷却維持期 岩田 欧介 091
17.モニタリング:画像検査 岩田 幸子 094
18.神経学的所見:急性期 柴崎 淳 100
19.神経学的所見:退院前 鍋谷 まこと 104
20.予測できるアウトカム:超急性期 津田 兼之介,木下 正啓,岩田 欧介 106
21.予測できるアウトカム:復温期 木下 正啓,津田 兼之介,岩田 欧介 110
22.予測できるアウトカム:退院時 津田 兼之介,木下 正啓,岩田 欧介 113
23.患児家族への説明 津田 兼之介,岩田 欧介 117
Special Column 「低体温療法をうけられる赤ちゃんのご家族の方へ」 津田 兼之介,土山 ちひろ 120

4.知 識
01.新生児における低体温療法の歴史 岩田 欧介,岩田 幸子 124
02.低体温療法を施行する施設の条件 武内 俊樹 129
03.HIEの病態生理と低体温による脳保護のメカニズム 鍋谷 まこと 131
04.冷却中の生体反応と合併症 岩田 欧介,岩田 幸子 134
05.産科的モニタリングの解釈 徳久 琢也 138
06.aEEGと標準脳波:基本編 武内 俊樹 141
07.aEEGと標準脳波:応用編 武内 俊樹 144
08.低体温療法中に注意すべき予後増悪因子 岩田 欧介 152
09.導入基準やプロトコール変更の手順 岩田 欧介,岩田 幸子 154
10.現在の臨床エビデンスとガイドライン 武内 俊樹 161
11.より効果的な低体温療法を求めて:今後の動向 武内 俊樹 163
12.2015 CoSTRにまつわる議論─低医療資源環境での冷却 柴崎 淳 165
13.2015 CoSTRにまつわる議論─Apgar 10分0点の意味 向井 丈雄 167
14.成人や小児の低体温療法と2015 CoSTR─Targeted Temperature Managementと新生児 岩田 欧介 170
15.Baby Cooling Japan全国登録事業とランダム化研究 岩田 欧介 172
16.低体温療法の臨床研究:世界と日本の動き 岩田 欧介 177
17.HIEと産科医療保障制度 鍋谷 まこと 181
18.わが国における問題点と今後の展望 鍋谷 まこと 185
19.低体温療法をめぐる倫理的課題 田村 正徳 187

5.実 例
01.北米 コーネル大学 ニューヨークプレスビテリアン病院の場合 武内 俊樹 190
02.英国 ロンドン大学UCL校周産期病院の場合 岩田 欧介,岩田 幸子 194
03.日本 淀川キリスト教病院の場合 佐野 博之 199
04.日本 久留米大学の場合 木下 正啓,津田 兼之介,岩田 欧介 202

付  録
01.エントリー基準フローチャート 武内 俊樹 208
02.バイタルサインチェックシート 鍋谷 まこと 209
03.レジストリー チェックシート 鍋谷 まこと 210
04.超急性期から退院まで使える!予後予測シート  木下 正啓,津田 兼之介 213

参考文献 217
索  引 227

Column
なぜ,5分ではなくApgarスコア10分値でなければならないのか? 026
NCPRの改定と低体温療法 031
悩んだ末に冷却しないと決めた児の管理 031
産科施設からどの時点で冷却可能施設に相談すべきか? 035
基準Aを満たした児の体温管理—出生現場から搬送まで 042
新生児の冷却法―今後の進化は? 047
1秒でも早い冷却を目指して—プレホスピタルクーリングの挑戦 053
どれだけ早く冷やせるか?—院内編 057
選択的頭部冷却を見直す 058
なぜ動物で効く脳保護治療薬が,ことごとく臨床では効かないのか? 063
GABA作動薬の神秘? 063
血液ガスの体温補正—なぜα -stat ではなく,pH-stat なのか? 070
人工呼吸器の加温加湿設定—メーカーはそのままでよいと言っているけれど? 071
直腸か食道か?—新生児の標準深部体温 089
革新的モニタリングは誰のため? 090
1H MRSを身近に 098
発達評価スケールの選択—新版K式か,Bayley 式か? 122
2人の“新生児体温管理の父”—1950年代の論争の行方 127
低体温による代謝抑制のご利益 136
冷却中の脳機能モニターとしてのaEEG—睡眠周期が意味するもの 148
aEEGは導入判断に有用か? 150
低体温療法は何処へ?─黄金の羅針盤を求めて 159