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症例から学ぶ腎臓病学

症例から学ぶ腎臓病学

編集 冨田公夫(熊本大学大学院医学薬学研究部生体機能病態学腎臓内科教授)

判型 B5  
頁数 434
発行 2006年10月

ISBN 978-4-88563-166-5

定価:8,250円(税込)在庫無
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患者さんに信頼を得るには豊富な知識経験が必要である。しかし,現実には短期間に多種多様な疾患を網羅的に経験することは難しい。
本書は,日常臨床の現場において比較的多数遭遇する疾患や見落としてはならない疾患を重点的に取り上げた。
学生や若い医師は質問で刺激を受けてもらい,後半で疾患概念を把握し知識をまとめてもらいたい。ある程度経験や知識のある医師については,最近の動向やトピックスを参考にしていただきたい。
腎炎の診断・治療には組織診断が欠かせないため,症例 1 の後半に組織染色の種類と特徴についてまとめてある。視覚による鑑別はまず慣れることが大切であり,多くの組織像を掲載した。手元において,活用してもらいたい一冊である。

目次

序文

症例 1.上気道感染後,急速に腎障害が進行した症例
症例 2.扁桃炎と肉眼的血尿を反復する若年女性例
症例 4.急速に浮腫と紫斑が出現した症例
症例 9.便潜血反応陽性の高度蛋白尿例
症例 13.急速に腎機能障害が進行した症例
症例 17.副鼻腔炎症状に腎障害を伴った症例
症例 19.発熱,意識障害,貧血,腎機能障害を認めた症例
症例 21.慢性 C 型肝炎治療中に生じた腎障害例
症例 24.腹部腫瘤を認めた腎機能障害例
症例 25.下肢痛,多発性脳梗塞のみられた若年性男性例
症例 32.口渇と弛緩性麻痺のみられた若年女性例
症例 36.胃がん手術既往のある多尿のみられた高齢者例
他—症例全 40 例