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腎生検病理診断標準化への指針

腎生検病理診断標準化への指針

編集 日本腎臓学会・腎病理診断標準化委員会

判型 A4 
頁数 208
発行 2005年06月

ISBN 978-4-88563-155-9

定価:5,500円(税込)在庫無
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 わが国の慢性透析患者数は年々増加し,腎不全の進行防止は社会的な課題である。原疾患を診断し早期に適切な治療を行うことが重要であるが,臨床の現場では腎生検情報が十分に生かされていないと考えられる。日本腎臓学会は腎病理診断標準化検討委員会を立ち上げて,標準化の重要な点は用語の定義を明らかにすることであり,病理用語の定義を明らかにするために病理組織図にし,わかりやすく解説したものを電子媒体として活用できるよう CD−ROM も作成した。
 本書は先に刊行された「腎生検ガイドブック」の姉妹版として,腎生検標本を鏡検するときに常に手元において日常臨床に活用され,この病理診断の標準化への指針が活用されることにより腎病理診断レベルの向上,さらには適切な治療指針の選択がなされることを確信している。

目次

臨床編
・腎病理診断標準化の意義
・腎生検におけるクリニカルパス
・腎生検依頼書の書き方:成人・小児
・腎臓内科,腎臓小児科の臨床用語とその解説
・代謝性疾患に伴う糸球体疾患
・遺伝性糸球体疾患,他

病理編
・腎生検標本の扱い方,固定法および染色法
・腎病理の光学顕微鏡的所見の記載の仕方
・腎生検組織の免疫組織化学的検索法と記載の仕方,他

腎臓病の分類
・原発性糸球体疾患の WHO 分類
・lgA 腎症の組織分類
・膜性増殖性腎炎の組織学的サブタイプ(坂口分類),他