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食事療法を中心とした腎不全治療 改訂第3版

食事療法を中心とした腎不全治療 改訂第3版

「取手方式」のすすめ

編著   椎貝達夫(取手協同病院院長) 
分担執筆 小林君枝(取手協同病院管理栄養士)
     前田益孝(取手協同病院内科)     
     七里眞義(東京医科歯科大学第2内科) 

判型 B5
頁数 210
発行 2001年03月

ISBN 978-4-88563-129-0

定価:3,740円(税込)在庫無
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 食事療法を中心とした治療法が進行する腎臓病に最も確実な効果があるとの新年に基づき,取手協同病院で 13 年間にわたって実践されてきた治療成績が高く評価されて全国にその和を拡げている。この「取手方式」による腎不全治療をよりよく理解して実行していただくために,第 2 版の内容を全面改訂し,新世紀用のテキストブックが完成した。
 「取手方式」の特色
1.「進行する腎臓病」の進行を抑えるためによい治療を,総合的に徹底して行う。
2.患者さんを中心に,医師,栄養士,看護婦,薬剤師,放射線技師などの医療スタッフも参加し勉強会を行う。
3.患者さんが治療に関し,日常行うべきこと,自己管理を多く取り入れた。

目次

第I章 慢性腎不全とは 3
1 定義 4
2 腎機能について 5
3 「腎不全の進行」とは何か 9
4 進行のメカニズム 10

第II章 腎不全治療の進歩 17
1 腎不全への食事療法の応用 18
2 低たんぱく食の有効性についての根拠 21
3 プログラム治療「取手方式」のこれまでの成績 27
4 たんぱく尿が多ければ食事療法は無効,たんぱく尿を減らす薬物療法の併用が大切 30    
5 治療効果が「透析までの時間の引き延ばし」の常識から「透析回避」も期待できるものへー「非進行例」の出現 32
6 今までの研究目的の変遷 33
7 「非進行」という概念 38
8 どの腎臓病にも食事療法は同じように有効か 41

第III章 食事療法実行のポイント 47
1 食事療法を実行できる人が増えた 48
2 低たんぱく食は日本人に向いている 49
3 たんぱく制限はどのくらいにすべきか 51
4 低たんぱく食用特殊食品を用いる 54
5 食事療法の学び方 56
6 患者さんんが用意するもの 58
7 毎回知らされるそれまでの食事内容 59
8 勉強会 60
9 たんぱく制限以外の注意点 61
10 たんぱく制限は安全です 69

第IV章 高血圧の治療 77
1 高血圧と腎臓 78
2 血圧はどのくらいに下げたらよいか 79
3 家庭でも血圧を測る 80
4 24時間血圧測定 81
5 塩分について 81
6 降圧薬 82

第V章 日常生活と腎臓 83
1 かぜなどの感染症への対策 85
2 のど,気管支など気道の感染 86
3 尿路の感染 88
4 過労を避けよう 89
5 睡眠・喫煙・飲酒について 92

第VI章 自己管理 95
自己管理のための検査データの読み方 96

第VII章 透析療法・移植 109
1 透析導入を考える時期 110
2 透析療法と腎臓 115

第VIII章 食事療法の実際 117
1 食事療法をはじめる前に 118
2 食事療法のポイント 130
3 食事療法の実際 134

第IX章 腎臓病用特殊食品と腎不全献立例 171