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急性腎不全・AKIを理解する

急性腎不全・AKIを理解する

臨床と基礎研究の最前線

著者 菱田 明(浜松医科大学名誉教授)

判型 B5  
頁数 174
発行 2010年06月

ISBN 978-4-88563-196-2

定価:4,950円(税込)在庫僅少
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目次

目次
第1章  急性腎不全とはなにか? ─急性腎不全とAKI─    1
1 急性腎不全の概念の変遷(急性腎不全からAKIへ)    2
2 急性腎不全の診断    5
3 Acute kidney injury(AKI)の診断    6
4 急性腎不全かAKIか?    9
将来展望   11

第2章  急性腎不全はどのような状況で発生するか?
─急性腎不全の原因と疫学─   13
1 急性腎不全の原因の変遷   14
2 急性腎不全の原因   18
3 急性腎不全の発症頻度   22
将来展望   23

第3章  急性腎不全の腎組織変化   27
1 近位尿細管の壊死   28
2 近位尿細管のみの障害か   30
3 糸球体の変化   30
4 尿細管周囲毛細血管と間質の変化   31
5 壊死かアポトーシスか   32
6 尿細管細胞の極性の喪失と脱落   35
将来展望   35

第4章  急性腎不全でなぜ高窒素血症が生じるか?
─急性腎不全の発症機序─   39
1 狭義の急性腎不全で腎機能が低下するメカニズム   40
2 尿細管細胞の極性の喪失と腎機能低下   47
将来展望   49

第5章  急性腎不全の発症に介在する因子   51
1 血管作動性物質   52
2 活性酸素   54
3 一酸化窒素(nitoxic oxide:NO)   56
4 炎 症   58
将来展望   62

第6章  急性腎不全の腎臓で防御的に働く因子   69
1 熱ショック蛋白(HSP)   70
2 成長因子   71
3 低酸素誘導因子(HIF−1α)   73
4 細胞周期調節因子   74
5 臨床応用へ   77
将来展望   78

第7章  急性腎不全からの回復   83
1 再生細胞の起源   84
2 尿細管の再生を促す(関与する)因子   91
将来展望   97

第8章  多臓器不全としての急性腎不全・AKI   103
1 多臓器不全と感染症の合併が予後を悪くする   104 
2 SIRS,感染症による急性腎不全・多臓器不全の発症機序   107
3 臓器相関 ─1臓器の不全が他の臓器不全の発症に関与─   115
4 多臓器不全に伴う急性腎不全の予後改善の試み   117
5 急性腎不全発症の早期診断・診断マーカー   120
将来展望   122

第9章  急性腎不全の予後   131
1 生命予後   132
2 生命予後の予測因子   134
3 急性腎不全の発症は各種疾患の生命予後に影響する   137
4 腎機能の回復   139
将来展望   142

附 章  動物の急性腎不全モデル   147
1 虚血性急性腎不全モデル   148
2 腎毒性急性腎不全モデル   149
3 グリセロール誘発急性腎不全モデル   151
4 敗血症関連急性腎不全モデル   152
5 特殊な急性腎不全モデル   153

索 引   161