1 血液透析用バスキュラーアクセス(VA)の歴史的変遷と将来への課題
1 「外シャント」以前のVA
2 「外シャント」の登場
3 外シャントの合併症
4 内シャント(皮下動静脈瘻)の登場
5 内シャント(AVF)の問題点
6 人工血管使用内シャントの登場
7 動脈表在化法
8 血管内留置カテーテル法
9 VAの修復法の外科的手技から血管内操作への移行
10 動脈および静脈の状態評価法
11 VAの将来への課題
2 VAに関する合併症
1 VAの合併症とその実態
2 VA合併症の診断と臨床症状
3 VAの治療方針
4 VA管理と早期対応
5 これからのインターベンション治療の問題点
6 VA不全対策とその展望
3 保存期,導入期のVAの作製と管理
1 VAの作製時期
2 VA作製の術前準備
3 VAの作製
4 術後の管理
4 VA狭窄・閉塞に対するインターベンション治療
1 VAIVTの適応
2 狭窄病変の好発部位
3 狭窄病変に対する標準的VAIVT
4 閉塞病変に対するVAIVT
5 VAIVTの問題点
6 近未来に向けての取り組み
5 バスキュラーアクセス狭窄・閉塞に対する外科的治療
1 SRの方法
2 SR部位
3 実際の方法
4 その他特殊な再建
5 VAトラブルの医療経済的な問題
6 VAIVTとSRの開存率
7 感染を伴う場合
6 シャント感染に対する治療と管理
1 シャント感染の予防
2 内シャント感染
3 人工血管シャント感染
7 過剰血流に対する治療と管理
1 過剰血流とは
2 過剰血流の症状
3 過剰血流と心機能
4 過剰血流に対する治療
8 日常管理の必要性
1 透析室におけるVA機能のモニタリングの方針
2 透析室におけるVA機能のモニタリングの実際
3 VAサーベイランスとしての血流量の測定
4 AVF・AVGのサーベイランスとしての超音波検査
5 メタアナリシスの報告
9 エコーを用いたVA管理
1 VA機能検査における超音波検査の位置づけ
2 超音波機能評価法の種類と実際
3 超音波機能検査法の臨床的意義
4 超音波による機能評価の問題点と今後の展望
10 スコアリングシートを用いたVA管理
1 S. T. Sの各項目
11 クリアランスギャップを用いたVA管理
1 透析量(Kt/V)の質的管理法「CL-Gap法」の理論
2 クリアランスギャップの臨床的有用性
3 クリアランスギャップに影響を与える因子
4 算出されたクリアランスギャップ値の解釈
12 HD02を用いたVA管理
1 内シャント評価の考え方
2 HD02の概要と測定原理
3 HD02の特長と位置づけ
4 HD02の活用例を考える
5 当院でのモニタリング結果
6 HD02を活用した他施設の報告
7 よりよい透析を目指して―HD02の活用
13 欧米におけるHD02を用いたVA管理
1 Flow-QC®:血液透析AVアクセスケアのベストプラクティス
2 原理:超音波希釈技術
3 測定法
4 欧米におけるTransonic®血液透析モニタの使用およびTransonic測定の臨床使用
14 よりよいVAを維持していくために
1 よいVAの定義
2 適切なVAの選択と設置手技
3 多様な職種の関わり
4 VAに関するエビデンスの構築
5 災害対策
15 透析の質を上げるためのモニターとは
1 至適透析量の基本
2 至適透析量へ血流量の影響
3 血液流量(QB)に関与するVAの因子
4 サンプリング部位による透析効率の差異
5 VA管理
6 超音波エコー(US)を用いた定量的なVA管理法
7 適切なVA流量とは