発刊にあたって
ガイドライン作成委員会委員
略語一覧
1 腎障害患者におけるヨード造影剤使用に関するガイドラインの概要
1.ガイドラインの目的
2.本ガイドラインの使用上の注意
3.使用した論文の選択とエビデンスレベルと推奨グレード
4.外部評価
5.今後の予定
6.利益相反
2 造影剤腎症の定義
CQ(2)-1 造影剤腎症(contrast induced nephropathy:CIN)はどのように定義されるか?
3 リスク・患者評価
CQ(3)-1 CKDはCIN発症のリスクを増加させるか?
CQ(3)-2 加齢はCIN発症のリスクを増加させるか?
CQ(3)-3 糖尿病はCIN発症のリスクを増加させるか?
CQ(3)-4 RAS阻害薬使用はCIN発症のリスクを増加させるか?
CQ(3)-5 利尿薬使用はCIN発症のリスクを増加させるか?
CQ(3)-6 NSAIDs使用はCIN発症のリスクを増加させるか?
CQ(3)-7 ビグアナイド系糖尿病薬を服用している患者へのヨード造影剤投与は,乳酸アシドーシスのリスクを増加させるか?
CQ(3)-8 CINの発症はCKD患者の生命予後を増悪させるか?
CQ(3)-9 腹膜透析患者への造影剤投与は残存腎機能低下のリスクを増加させるか?
CQ(3)-10 CINの発症に関するリスクスコアは有用か?
4 造影剤の種類と量
CQ(4)-1 造影剤投与量の減量はCIN発症のリスクを減少させるか?
CQ(4)-2 低浸透圧造影剤は高浸透圧造影剤と比較してCIN発症のリスクを減少させるか?
CQ(4)-3 等浸透圧造影剤と低浸透圧造影剤との間でCINの発症リスクに違いがあるか?
CQ(4)-4 異なる種類の低浸透圧造影剤間でCIN発症のリスクに違いがあるか?
CQ(4)-5 造影剤の侵襲的(経動脈)投与は,非侵襲的(経静脈)投与と比較してCIN発症のリスクを増加させるか?
5 侵襲的診断法(心臓カテーテル検査など)
CQ(5)-1 CKDはCAGによるCIN発症のリスクを増加させるか?
CQ(5)-2 CAGにおいて造影剤使用量の減量はCIN発症のリスクを減少させるか?
CQ(5)-3 CAGの短時間反復検査はCIN発症のリスクを増加させるか?
CQ(5)-4 CKDはPCIによるCINの発症を増加させるか?
CQ(5)-5 CINとコレステロール塞栓症による腎機能低下をどのように鑑別できるか?
6 非侵襲的診断法(造影CTなど)
CQ(6)-1 CKDは造影CTによるCIN発症のリスクを増加させるか?
CQ(6)-2 造影CTにおいて造影剤投与量の減量はCIN発症のリスクを減少させるか?
CQ(6)-3 造影CTの短時間反復検査はCIN発症のリスクを増加させるか?
CQ(6)-4 外来の造影CTは入院の造影CTに比べてCIN発症のリスクが高いか?
7 造影剤腎症の予防法:輸液
CQ(7)-1 生理食塩水投与はCIN発症のリスクを減少させるか?
CQ(7)-2 飲水は輸液と同等にCIN発症のリスクを減少させるか?
CQ(7)-3 重炭酸ナトリウム(重曹)液投与はCIN発症のリスクを減少させるか?
CQ(7)-4 短時間の輸液は長時間の輸液と同等にCIN発症を予防できるか?
8 造影剤腎症の予防法:薬物療法
CQ(8)-1 N-acetylcysteine(NAC)投与はCIN発症のリスクを減少させるか?
CQ(8)-2 hANP投与はCIN発症のリスクを減少させるか?
CQ(8)-3 アスコルビン酸投与はCIN発症のリスクを減少させるか?
CQ(8)-4 スタチン投与はCIN発症のリスクを減少させるか?
9 造影剤腎症の予防法:透析
CQ(9)-1 CINの発症予防を目的とした造影剤使用後の血液透析療法は,CIN発症のリスクを減少させるか?
CQ(9)-2 血液透析に比べて,血液濾過はCIN発症のリスクを減少させるか?
10 造影剤腎症の治療法
CQ(10)-1 CIN発症後のループ利尿薬投与は腎機能障害の進行を抑制するか?
CQ(10)-2 CIN発症後の輸液療法は腎機能障害の進行を抑制するか?
CQ(10)-3 CIN発症後の低用量ドーパミン投与は腎機能障害の進行を抑制するか?
CQ(10)-4 CIN発症後のhANP投与は腎機能障害の進行を抑制するか?
CQ(10)-5 CIN発症後の急性血液浄化療法は腎機能予後を改善するか?