序―感染症領域の中で今クローズアップしたかった話題
[感染性疾患の基礎的な知見の進歩・概念の変化]
感染症と自然免疫
麻疹・風疹はなぜ全数把握を行っているのか
HTLV-1感染症で起こる疾患―白血病・HAMなど~HTLV-1母児感染予防のための基礎知識
わが国におけるHPV感染と子宮頸癌
新型の多剤耐性グラム陰性桿菌の特徴と動向
エンテロウイルスの新分類とその意義
近年発見されたヒトボカウイルスの基礎と臨床
近年発見されたヒトメタニューモウイルスの基礎と臨床
日本紅斑熱―最近の知見
アスペルギルス症―最近の知見~成立メカニズム解明とその応用
ダニ関連感染症―最近の知見
デング熱―注意すべき,増加している輸入感染症
マラリア―注意すべき,増加している輸入感染症
Guillain-Barré症候群とCampylobacter腸炎
[感染症診断法の進歩]
急性気道感染症の迅速診断―肺炎(CAP)を中心に
百日咳の検査と診断
結核の迅速診断―Variable Number Tandem Repeats(VNTR)法について
結核の診断におけるクォンティフェロン検査の有用性
麻疹排除における麻疹IgM抗体の偽陽性の問題点
急性巣状細菌性腎炎(AFBN)の見つけ方
[感染症治療の進歩]
小児呼吸器感染症診療ガイドライン2011の要点
急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン2010年版の要点
小児急性中耳炎診療ガイドライン2009年版の要点
細菌性髄膜炎の診療ガイドライン(2007)の要点
HIV診療の進歩
B型肝炎,C型肝炎
ウイルス性脳炎の治療
急性脳症と臓器障害―インフルエンザ脳症を中心に
マクロライド耐性マイコプラズマ肺炎の治療
深在性真菌症の診断・治療―抗真菌薬の特性に基づく治療戦略
発熱性好中球減少症のマネージメント
Antimicrobial Stewardship Program
[医療関連感染症の新たな知見]
流行性ウイルス疾患対策の実際―麻疹,風疹,水痘,ムンプス
多剤耐性菌対策の実際
腸管感染症対策の実際―Clostridium difficile感染症
ノロウイルス感染症の現状と対策
多剤耐性アシネトバクター集団発生事例の報告ならびに対応について
基質拡張型β-ラクタマーゼ産生菌によるアウトブレイクから学んだこと
[小児感染症領域における国際貢献]
熱帯地(開発途上国)で感染症を学ぶ ―アフリカ・アジアの経験から
WHO西太平洋地域事務局(WPRO)における経験と貢献(情報分野)
感染症分野においてできる国際貢献(臨床分野)
感染症コントロールの国際舞台で働くために
[コラム]
ナノバクテリアは生物?
バイオフィルムってなに?
HTLV-1母子感染予防におけるカウンセリングのコツ
ロタウイルスワクチンの導入にあたって
PFAPA症候群 ―最近の知見
PFAPA以外の周期性発熱症候群についての知見
IRAK4欠損・MyD88欠損をはじめとするToll様受容体(TLR)―シグナル伝達の異常症に関する最近の知見
不活化ポリオワクチン(IPV)と経口生ポリオワクチン(OPV)
■連載 KOBY'S NOTES REGARDING PEDIATRCS 1950-2000―20世紀後半の小児科学を考える Koby’s Note (1)
はじめに―Kobyというニックネームで始まった小児科医人生