■序説
総論
■見逃しの少ない大腸内視鏡観察法
■スクリーニングとしての大腸3D-CT(仮想内視鏡)―Pitfallと今後の展望
■スクリーニングとしての大腸カプセル内視鏡―Pitfallと今後の展望
■大腸内視鏡検査における病変の拾い上げと見逃し
【コラム】 広角内視鏡:Extra-wide angle-view colonoscope
■内視鏡治療の適応―5mm以下のポリープの取り扱いを含めて
❖DON'T DISCARD ME ! Small but invasive cancers shout !―小さなSM癌6選❖
■症例1
■症例2
■症例3
■症例4
■症例5
■症例6
各論
〔病理医から臨床医へのメッセージ〕
■内視鏡摘除標本の診断結果から何を読み取るべきか
■腺腫・癌の病理学的意味合い—臨床医は,腺腫と癌で取り扱いに差をつけるべきか?
■大腸SM癌の取り扱い:外科手術の選択基準―ガイドラインに記載されていない転移危険因子
■大腸pSM癌の解析からみた免疫染色の有用性―pSM癌に対してD2-40染色などは必要か
【コラム】IpのSM浸潤度計測法
〔腫瘍・非腫瘍の鑑別のストラテジー〕
■通常観察重視の立場からみた腫瘍・非腫瘍の内視鏡診断法
■拡大診断重視の立場から
【コラム】SSA/Pの内視鏡診断up-to-date
【コラム】SSA/Pの病理診断up-to-date
【コラム】Hamartoma, Juvenile polypの典型的内視鏡像
〔早期癌深達度診断のストラテジー〕
■生検は必要である―病理の立場から
■生検は不要である―内視鏡医の立場から
■通常診断重視の立場から
■拡大診断重視の立場から
■EUS重視の立場から
■Non-lifting Signの有用性
【コラム】Blue Laser Imaging―レーザー光を使用した新たな内視鏡機器
【コラム】新NBI(LUCERA ELITE)―Near Focusについても
〔大腸LSTの治療法選択に直結する診断のストラテジー〕
■20mm以上のLST-Gにおける臨床病理学的特徴と治療法の選択―通常診断重視の立場から
■LSTの病型細分類と拡大観察所見で分割EMRとESDの住み分けが可能であるという立場から
■一括切除重視の立場から
【コラム】大腸LSTに対するpit診断のpitfall
■大腸LSTにEPMRはどこまで可能か?
【コラム】EMRの予後ならびにSM癌の粘膜病変との鑑別―オーストラリア多施設前向き研究
〔大腸腫瘍摘除後のサーベイランス〕
■リスク層別化を考慮したサーベイランス・プログラム―Japan Polyp Study遡及的解析を踏まえて
■SM癌のサーベイランス・プログラム(がんセンター多施設遡及的検討の結果;Gastroenterologyを踏まえ)―CTや腫瘍マーカーを含めた提案
【コラム】Cold Polypectomyは安全か? 有用か?
■症例呈示
■1;腫瘍・非腫瘍の診断 Sessile Serated Adenoma/Polypに合併した大腸癌
■2;深達度診断 隆起型 通常内視鏡診断が深達度診断に有用であった隆起型大腸癌の1例
■3;深達度診断 表面型 8mmのIIa+IIc型SM高度浸潤癌の1例
■4;治療法選択 術前診断が困難であったLST-G顆粒均一型SM癌の1例
■5;治療法選択 ESD or LACで迷う
■6;追加外科手術の選択 深達度SM1の経過観察中に再発を生じた症例
【トピック】
■内視鏡による蛍光分子イメージング診断の未来